気になる人がいるけども、自分には見向きもしない。
好きな子と連絡は取れるようになったけどもどうしても自分に好意が向かない
付き合っている子がいるけども、自分は大好きだが相手の愛情が物足りない。
自分が相手を想う一方通行の愛に疲れていませんか？
好きな相手が自分に夢中になってくれれば良いのに…こんな願望ありませんか？
心理学の「サンクコスト」をご存じですか？
コレを利用すれば相手の心をガッチリつかむことができます。
この記事では「サンクコストマインド」について紹介します。
是非ご一読ください。
サンクコストとは
「サンクコスト sunk cost」とは日本語で「埋没コスト」といいます。
経営や投資で使われる言葉で、既に投資してしまったが、どう頑張っても回収できない費用のことです。
どういう意味？わからない…
投資？恋愛やコミュニケーションとは関係なくない？
実際の例を見ればなんとなくイメージしやすいと思います。
簡単な例をあげると
サンクコストの例
- パチスロにハマる人
1万円も回した！！！けどもまだ当たらない…
もう少し入金すれば当たるはず
…でもう1万円入れても当たらない…もう2万円入れているからそろそろ当たるはず
…ともう1万円入れる。 自分の台はハズレの台っぽい…
他の台に移動した方が出る可能性は高いがこの最初につっこんだ2万円が惜しい…
他の人に取られたらイヤだ…
この多分返ってこないであろう「2万円」が「サンクコスト」
このもう少しで当たるはず！という気持ちになるのが「サンクコストマインド」
- ジャニーズやアイドルにハマる
昔からなんとなく入っているファンクラブ。
今は活動あんまりしていないけどもなんとなく抜けられずに年会費を払い続けている。
せっかく初期のころに入った若い会員ナンバーだから辞めるのはもったいない
今は少ないファンクラブ限定の何かイベントがあるかもしれない
実際は別に何もないんだけども…何かあるはず！という気持ちになるのが「サンクコストマインド」
- トレーディングカードのコレクションにハマる
昔はやっていたトレーディングカードをいまだに大切に買い続けている。
今は新しいトレーディングカードが流行っているが、「俺は昔のコレ」が好きなんだ。
（新しいのをやりはじめたら「昔の」が無駄になってしまうかもしれない…）
この気持ちが「サンクコストマインド」
この投資したんだから
「無駄にしたくない」「取り返したい」「報われたい」
という気持ちが「サンクコストマインド」です。
このサンクコストを上手に使っている人周りにいませんか？
例えば周りにこんな男性はいませんか？
ケチで相手がお金を払うことが多い
だらしがない
人にお金を借りて誕生日プレゼントを買う
自分に気がありそうな子にすぐに頼み事をする
一般的に「クズ男」に認定されてしまうようなタイプの男性です。
でもよく観察するとめちゃくちゃモテている人がこんな特徴だったりするんです。
自分の過去にハマったダメ男がこんな特徴だったりはありませんか？
このクズ男はもしかしたら「サンクコスト」を上手に使っている人たらしの達人の可能性もあります。
自分もサンクコストを使いたい！！
ではどうやって恋愛に利用するのか？
相手にサンクコストをガンガンかけさせる
相手にサンクコストをかけさせる。
具体的には時間と労力、お金をかけさせる。例えば…
- 毎日自分と電話してもらう（時間をかけさせる）
- ご飯を作ってもらう（労力をかけさせる）
- プレゼントしてもらう（お金をかけさせる）
自分にこれだけ尽くしたんだから取り返さなければというサンクコストマインドセットをする。
相手があなたに尽くせば尽くすほど、自然とハマっていきます。
サンクコストをかけるとだんだん好きになる
実際にサンクコストをかけるとどういう感情になるか。
相手に尽くせば尽くすほど、実は「取り返さなければ」という感情ではなく
だんだんと「好き」という感情が大きくなっていきます。
これは「認知的不協和の法則」という別の心理も働いているのですが… 気になる方は違う記事でご紹介します。
例えば
子供を2人もつお母さんがいます。
一人は手のかからない優等生の兄
一人は自分では何もできない劣等生の弟
お兄ちゃんには「自分でできる事はやってね。これ手伝って。お兄ちゃんでしょ」
弟には「あんた部屋の片づけもできないの？掃除するからどきなさい！」「あ！学校に弁当持っていくの忘れてる！まったくもう…持って行ってあげるか」
ついつい自然とだらしない弟に手間をかける事が多くなる。
手間（コスト）がかかるのでついつい弟がかわいくなってしまう。
弱ったペットや小さな赤ちゃん、手間がかかればかかるほど、可愛いと感じた経験ありませんか？
相手に手間や時間をかけてもらいましょう。
どんどんあなたにドップリはまっていきます。
この「サンクコスト」を上手に使っている人々がいます。
ホストやキャバ嬢はこの仕組みをうまく使っている
ホストやキャバ嬢はお客さんにたくさんお金という「コスト」を使ってもらって
週末には通ってもらって時間という「コスト」を使ってもらっています。
上手なホストは空き時間や朝晩にもちょっとしたLineで返信の労力という「コスト」を使ってもらっています。
すると自然と相手が気になっていく。
客観的に見たら、
「お金も時間も労力もかかるのに…」なんでハマってるの？と不思議に感じるかもしれませんが
本人はドップりハマっているのです。
では実際にどう使えばよいのか？
実際の使い方
「とにかく尽くしてもらうのが大切」なのはわかりました。
でもどうやって尽くしてもらえば良いの？尽くしてもらいたいけども、それ自体が難しいんだよ！
そもそも見向きもされてないんだよ！
わかります。そうですよね？
できるだけ自然に尽くしてもらう方法はズバりこれ
「お願い事をする」
いきなり
「1000万貸してくれない？」とか「あの車買ってくれない？」とか
無茶苦茶なお願い事は当たり前にヤバいヤツ認定されてしまいます！
誰でもうけてくれそうなカンタンなお願い事をしましょう。
「〇〇さん、お願い消しゴム貸して」
「〇〇さん、お願いこの作業手伝って」
「〇〇さん、そこのお醤油取って」
とか簡単なお願い事でならきっと嫌われてなかったらやってくれるはず。
相手に尽くしてもらいましょう。
本当にこんな簡単なコトで良いの？
もちろんコレだけじゃありません。
小さいお願い事を繰り返していくと、徐々に大きなお願い事をしても聞いてくれるようになります。
「Yesの法則」という心理が効いてくるのです。
この法則については別記事でご紹介。
小さなお願い事をコツコツ積み上げてサンクコストを積み上げましょう。
尽くしてもらったら尽くしてもらいっぱなしで良いのか？いいえ
お願いを聞いてもらったらお返しをしましょう
せっかくお願い事を聞いてもらったのに、そのままでハイ終了ではいけません。
きちんと恩義は返しましょう。
とにかく相手を心地よくすることでお返ししましょう。
どうやって返せばよいの？プレゼントでも返すのか？
いえいえ…とても簡単です！
「ありがとう！〇〇さんのおかげで助かった！」
「ありがとう！すごい嬉しい！」
こんな気持ち良いお礼だけでも相手は気持ちよくなります。
感謝されて不快な思いをすることはまずありません。
死ぬほど嫌われていない限りは…
もちろんチャンスがあれば
「いつもありがとう。お礼です」で食事やプレゼントもありでしょう。
いきなりでかいお返しは「いいです！」で断られる可能性があるので注意です。
（このお返しの心理「返報性の法則」については別記事でご紹介）
コツは借りは全部返さないこと
借りは全部返してはいけません。
いつか当たるだろうとコツコツ買い続けた宝くじ
1億円当たったら今後は買わなくなってしまいます。
サンクコストは戻ってきたらもう満足してしまいます。
相手から受けた借りを全部返すと相手は満足してしまうので、
ちょっとずつ返していくことが大切。
決して満足させずに物足りないを続けるようにしましょう。
まとめ
- サンクコストを利用して相手を自分にドップリはめよう
- 相手にサンクコストをかけさせて自分を気になる存在にマインドセット
- サンクコストをかけさせるには「お願い事」をしよう
- 小さな「お願い事」からスタートする
- お返しは全部返さずに小さくお返ししていこう
【悪用やりすぎ厳禁】
相手が自分に尽くせば尽くすほど自分にハマっていきます。
たまーに甘いお返しをしてあげればドンドンハマっていきます。
相手が自分中毒にならないように注意してください。
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