会話のキャッチボールが続かない!?【ラポール】が欠けているかも

コミュニケーション

こんな事ありませんか?

職場や学校でとの会話が続かない。
仲の良い友達とは会話が続くが、他の人とはあまり会話を続けるのが得意じゃない。
でもどうしても一緒になるので沈黙では気まずい。
なんとかならないものか。

私がこのタイプなんです。
学校で気の合う友達以外とは、話したくてもなぜか話が続かない。
なんとなくごまかして話を切り上げる。

けれども私は話したくないわけではないんです。
会話のキャッチボールを続けたいが、なぜか続かないんです。
何が間違っているのだろうか。
一生懸命話を続けようと色々ネットで調べてみました。

  • 話が続かない悩みが解決するテクニック
  • 話の構成PREP法を使う
  • 5W1Hを意識する
  • 質問を意識する
  • オウム返し…などなど

色々話を続けるテクニックは出てくるのですが、実践してみてもなぜか続かないんです。

こんな私でしたが、【ラポール】という言葉を学んでみたところ
今までうまくいかなかったコミュニケーションが激変しました。

使って使って使い倒して研鑽しならない「テクニック」ではなく、
誰でも持っておくだけで効果のある「マインド」という武器です。

今まで小手先のテクニックでコミュニケーションが上手くいかなかった人は
【ラポール】について理解するだけで効果が出ると思います。
簡単にご紹介しますので是非ご一読ください。

ラポールを理解すると会話のキャッチボールが続くようになる

ラポールとは

ラポール(Rapport)とは臨床心理学で使われる用語でセラピストとクライアントの関係性のこと。

簡単に言うと

ラポールを形成するというのは「お互いに信頼しあう」事

お互いに信頼関係が構築できていないと、心を開いて問題を打ち明けられないために解決ができません。
別に治療するカウンセラーになりたい訳じゃないけども… でもうつ病やコミュニケーション障害のある患者と会話のキャッチボールをして問題解決までしてしまう心理カウンセラーの技術があったら、日常会話なんてめちゃくちゃ余裕になると思いませんか?

実際にラポールの形成を意識してみると会話のキャッチボールがかなりスムーズになりました。

うまくキャッチボールできないあなたはもしかするとこのラポールが形成できていない可能性があります。

ラポールが形成できていない相手は、あなたと話してくれない

要は信頼関係が結べていないので、相手はあなたとはまだ会話したくないという状況かもしれません。
ラポールが形成できているとあなたは家族や信頼できる友達、恋人のように一緒にいること、会話をする事が心地よくなります。

ここまで質の高いラポールを形成する必要はありません。

この人の事はまだよくわからない…信頼できないから
まだ話したくないわ

という状況から少しだけレベルアップするだけで会話のキャッチボールがスムーズになります。
ではどうやってラポールを形成するの?

ラポールを形成する方法

どうしたらラポールを形成できるのか?

結論は

「相手の事に興味を持つ 相手を好きになる」

ことです

他人に興味が無い。
ついつい自分の話ばかりしがちな人はこのラポール形成が不得意な場合が多いです。
私も人に興味がないので、できませんでした。

「なるほど!相手に興味持てば良いのね!」
これだけ理解した私はこんな間違いを犯していました。

よくある間違い|興味を持てばよいなら、質問をすれば良い

好きな趣味、食べ物、テレビやドラマ、映画など会話のネタを振ってみるけど続かない。

好きな趣味はあるの?

Youtubeを見ることかな

へー好きな食べ物は?

うーんパスタ

そうなんだー好きなテレビとかドラマは?

あんまり見ない。Youtubeばっか。

なるほどね。

ラポールをうまく作れない人の会話を少し大げさに再現してみました。
実際はこんな会話したら相手もこんなに親切に答えてくれないと思います。
でも以前の私はこんな会話でした。

多分会話が得意な人はなんでアレしないんだよ!
こんな会話おかしいだろ!

とか突っ込みどころが満載だと思います。
そういう人はきっと自然とラポールをうまく作れてるのだとおもいます。

具体的に何が間違っているのか?

まだまだ相手への興味が足りないんです

どうやって相手に興味を持てば良いの?そもそも興味ない性格だから難しいんだけども…

ですよね。

私もいまだに他人に興味はありません。
他人に興味がなくても、興味があるように見える秘訣があるんです。

それは

「〇〇(相手の名前)が好き、気になる、興味がある」

と事前に口に出してから(心の中でもOK)会話する

人間には認知的不協和という心理があります。
気になる方は別記事で紹介します。

認知的不協和が働くとズバリ

「〇〇に興味がある」と口にしたら、自然と興味が湧き出てしまう。

という心理になるのです。

簡単でマジで効果が出るので試してみましょう。

相手に少しずつ興味が沸いてきましたか?
それでは会話にチャレンジしてみよう。

相手に話をさせる

相手の事に興味を持つと自然と相手が話す時間が増えます。
なぜならあなたは相手に興味があるので、相手の事を知りたくなります。
質問が増えて、相手が話した事についてどんどん深堀りできるようになります。

例えばさっきの会話例だと

好きな趣味はあるの?

Youtubeを見ることかな

Youtube?俺もよく見る!どんなの見てるの?

〇〇してみた系かな

わかる!!してみた系面白いよねぇ
オススメは?

昨日見たんだけどアレが良かった…

みたいな感じで相手に興味を持っているので深堀りもスムーズにできるようになっていきます。

しかし、実際にいくらあなたが興味深々になっても

この人質問ばっかりだな…疲れるわ

という心理状況になってしまいます。

相手のターンばかりでもキャッチボールになりません。
ようやくあなたが話すターンです。

何を話したら良いんだ?
話すのも苦手なあなたには是非このボールを投げてみてください。
次の2つはカンタンにできて、相手が受け取りやすい強力なボール覚えておきましょう。

自己開示

人間は自分の事を打ち明けてくれた相手には

「私のことも少し打ち明けなくちゃ」

という心理が働きます。(返報性の法則)

「私は〇〇が好き」「私は〇〇が苦手」

「私は」「俺は」を使ってあなたの思いの丈を話しましょう。

共通点を話す

共通点があると一気に距離が縮まります。

似た者同士は気が合うのです。

実際無くても 「私もそう思う!」 「私も〇〇(相手が言ったこと)が好き!」 「わかる!」 とか言うだけでも相手が心を開きやすくなります。
最初はウソでもさっきの認知的不協和が働いて自然と共感できるように自分の脳が変わっていきます。

是非使ってみてください。

これを繰り返すだけで自然と会話のキャッチボールが続きます。

コツは相手に10回くらい投げさせて自分は1回返すくらいの気持ちで相手に話させる事がポイント

まとめ

  1. ラポールとは「信頼関係を結ぶ事」
    信頼関係があれば自然と会話のキャッチボールが続くようになります。
  2. ラポールを形成するコツは相手に興味を持つ事
    相手に興味津々になれば自然と質問ができるようになり深堀もできるようになります。
  3. 興味を持つ事が苦手な人は話す前に「あの人が好きで知りたくてたまらない!」と言葉に出してから話す
  4. 会話のキャッチボールは相手にたくさん話をさせつつ、たまに投げ返すくらいの気持ちでやる

会話のキャッチボールが上手くなりたい人は是非ラポールの形成を意識して会話してみてください。「相手に興味を持とう!好きになろう!」このマインドを頭の片隅に入れておくだけで、一気にコミュニケーション力がアップします。

他にも苦手な会話が楽になるテクニックをたくさんご紹介していますので興味のある方は是非他の記事も覗いてみてください。

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